11月のごちそう。富山湾で捕獲出来る氷見寒ブリは大きさだけではない！

富山湾のごちそう！寒ぶりの魅力とは？

11月から1月にかけて水揚げされる寒ぶりは、富山の富山湾周辺に集まってくるお魚で、他の海の幸に比べて大きさが大きいことから海の王者とも呼ばれています。

なぜ、ブリの前に寒とついて寒ブリと呼ばれているのか？

寒ブリという名前の由来は冬の寒い時期で水揚げされるという点があげられますが、日本海で捕獲したブリしか寒ブリと名乗ることが出来ないようですのでちょっと特殊なお魚ですね。
ブリは出世魚とも言われている魚なので、さまざまな季節に捕獲することが出来るため季節ごとに名前が変わっていくのです。

身がプリプリと引き締まっていて油が乗っているので、寒ブリを使用した
刺し身やしゃぶしゃぶ、ぶり大根はまさに絶品。

普通のブリとは一味違った味わいを楽しむことが出来る高級食材なので、ぜひ一度は食べてみてほしい海の幸ですね。

寒ぶりが美味しくなる秘密

ところで、なぜ寒ブリは油がたくさん乗っていてとっても大きな状態で捕獲することが出来るのか知っていますか？

その秘密はブリにエサを与える場所が関係あるのです。

大まかにまとめてみると以下のような形で捕獲していきます。

1.エサを求めて北海道に到着したブリは次の産卵期に備えて栄養をたくわえる
まず、九州西部にて産卵を終えたブリは夏の間に北海道を目指し北上していくのですが、この状態ではまだ脂がのっていない状態。

北海道に到着すると次の産卵に備えてエサをたくさん食べます。
エサを食べたブリは成長していき身の状態が脂が乗ってプリプリに変化するのです。

2.再び九州に戻るために南下を開始する
栄養をたくさんたくわえて満足したブリ達は春の産卵日に備えるため、冬になると自分たちの定位置である九州西部を目指します。

3.途中にある能登半島がブリの進行を妨げるため集まりやすい
この時に富山湾を通る形になるのですが、隣接している石川県能登半島の出っ張り部分にぶつかって一度引き返そうとするため富山湾でブリが捕獲しやすい形になるのです。

日本の形は偶然なのでしょうか？石川県の出っ張りがなければ、引き返すことがなくなって集中する事がないので非常に取りにくくなってしまいますね。

4.能登半島の右側に位置する富山湾にて定置網で捕獲する
出っ張りにぶつかって引き返そうとしたブリが捕獲のチャンス！定置網という漁法を利用して捕獲していきます。

このように寒ブリを取るためには少し工夫する必要があるのです。

ブリも生き物なので、
泳いでいくにつれて栄養が少なくなっていき痩せて脂が抜け落ちていく。

出来るだけ泳がせる時間を少なくしてもっともベストな状態でブリを捕獲すれば、脂がたくさんのったプリプリの寒ブリを取ることが出来るのです。

いろんな寒ブリ料理を楽しもう！

富山県にあるお店ですと、ひみ浜やだい人というお店がおすすめです。

ひみ浜

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出典:食べログ

だい人

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どちらのお店も、寒ブリの定番であるブリしゃぶはもちろん刺し身としても提供していて本場の味はとっても絶品！
もちろん富山県でとれたブリを使用しているのですから、脂がしっかりと乗ってとろけるような食感を堪能することが出来ます。

冬の旅行などで富山付近に足を運ぶのであれば、必ず足を運んででも時間が経過していない寒ブリを食べておきたいですね。

富山県に足を運んで、上記のようなお店に行くのがもっとも寒ブリを美味しく召し上がれる方法ですが寒ブリを食べることが出来るお店は都内にもあるのです。

まず一つ目が多くの芸能人が通っていておしゃれな雰囲気が魅力的なシャブ八。
シャブ八では冬場のみの限定鍋料理としてブリしゃぶが販売されているのですが、油が乗っていて絶品料理として評判が高いのです。
一人鍋ということで相手がいなくても抵抗がないという点と、綺麗で明るいお店の雰囲気で気兼ねなく来店しやすいのが特徴。
心地よい空間の中で絶品鍋料理を召し上がってみてください。

そしてもう一つが新橋エリアにあるおおあみという居酒屋です。
富山から直送されている、天然かつ新鮮なブリをお店特製のだしを利用したブリしゃぶにて召し上がる事が出来るということでとっても好評なお店。
非常に人気が高いため毎年予約もいっぱいいっぱいになってしまうのだとか。
都内に住んでいる方で、今年初めて寒ブリの存在を知ったよという方はぜひ一度食べてみてください。