最近子どもの骨折が増えている！？予防方法は3つの栄養素を取ることと運動です。
最近の子供は20年ほど前とくらべて骨折しやすいことはご存知でしょうか？
運動不足や食事の栄養バランスが乱れることが骨折の主な原因となっています。
そこで今回は成長期の子供の、
なぜ骨折しやすいのか？
骨折を予防する方法はあるのか？
という疑問をまとめていきます。
目次
子供の骨折が昔よりも増えている！？
まず、骨折の原因は骨量が少ないことがあげられます。
人間の骨は骨量が増えていくことによって強くなっていくので、
骨量をどれだけ増やすかが大切になってきます。
しかし、骨量はどの年齢でも増えるというわけではなく、
10代前半から後半までがもっとも増えやすい期間とされているため、
大人になってから骨づくりをしても遅いのです。
そのため、骨を強くするためには成長期のときに、
いかに対策をしていくかが骨折のリスクを減らすために重要です。
その一例として運動や栄養バランスが保たれた食事があてはまりますね。
なぜ子供は大人と比べて骨折しやすいの？
先ほど、骨折の原因は骨量が少ないため、という話をしました。
どうして子供の骨は大人の骨に比べてもろいのか。
その理由は・・・
子供の骨量は年齢と共に徐々に増えていくわけではなく、
成長期の段階で急激に体積が増えていきます。
このとき、ミネラルやタンパク質がくっついて硬い骨を作るために必要な「石灰化」が
追いつかなくなってしまうため、一時的に骨の密度が低下するため骨折しやすくなってしまうんですね。
そして子供の骨と大人の骨は性質が違うのはご存知でしょうか？
子供の骨は大人に比べてカルシウムの量が少なく、コラーゲンや水分が多い傾向にあるのです。
骨折が多いのはこのためでもあるのですが、
子供の骨は治癒能力が高く、治るのが早いのが特徴です。
骨折を予防するオススメの栄養素とは
丈夫な骨を作るためには、子供のうちに適切な食事と運動をすることが必要となっていきます。
では、どのような食事が骨を作るために必要なのか
丈夫な骨を作るためにはカルシウム、ビタミンD、マグネシウムといった骨を栄養素が必要です。
カルシウム・・・骨や筋肉を作るのに必要
チーズ、牛乳などの乳製品
煮干、桜海老などの魚介類に含まれています。
ビタミンD・・・歯や骨を作るのに必要
きくらげ、干ししいたけなどのきのこ類
すじこ、いくらなどの魚介類に含まれています。
マグネシウム・・・カルシウムのバランスを取るのに必要
アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類
あおさ、あおのりなどの海藻類に含まれています。
このような食材を使って、毎日の食事を改善していけば丈夫な骨が作れることでしょう。
特にカルシウムがもっとも重要で、より丈夫な骨を作るためには1日100g以上の摂取が必要になっていきます。
カルシウムはチーズや牛乳のほかにも追う緑黄色野菜や魚介類にも豊富に含まれているため
積極的に食事に取り入れていきましょう。
骨折を予防するには運動や日光浴も大事！
骨折しない骨を作っていくためには食事だけではなく運動、日光浴も必要です。
運動をすると、骨が適度に圧迫されていきカルシウムが骨にくっついていくため、
骨の密度が高くなっていき太くて強い骨が出来上がるんですね。
もちろん運動は骨だけではなく筋力の増強効果もあります。
あとは日光浴ですね、皮膚がビタミンDを作るためには日光に当たらなければなりません。
日が照っているときは家内ではなく外に出て遊ばせることも大切です。
まとめ
いかがでしたか？
大切な子供を骨折から守るためには、成長期のうちに予防してあげる必要があります。
成長期の子供は、丈夫な骨を作るための大切な期間です。
骨粗しょう症になったしまうリスクも減らすことが可能なので、
しっかりと運動をさせてあげてバランスのいい食事をさせてあげてくださいね。