[満天☆青空レストラン]なにわの伝統ある田辺大根は美味しくて栄養満点です。旬や食べ方など特徴いろいろ紹介!
江戸時代から長い歴史の間栽培されている田辺大根
大根のようには見えなくてずんぐりしており、形はカブそっくりです。
不思議な形状をしていますが、味や食感は抜群で他の伝統食材にも引けをとっていません。
田辺大根を知っておけば、いつもの大根料理がグレードアップして大根がもっと好きになることでしょう。
今回は田辺大根の特徴について紹介していきたいと思います。
目次
なにわの伝統野菜の一つ 田辺大根とは
出典:故郷に残したい食材
田辺大根は大阪府を産地としている、歴史のある大根です。
白首は長さが小さく横に太いので肉厚があり、葉にはうぶ毛が全くないので食べやすいという特徴があります。
特に葉の部分にはジアスターゼという胃腸の調子を整えるための成分が多く含まれているので、栄養を取るという意味でもうってつけな野菜と言えるでしょう。
他にも異なる点がいくつかあり、通常の青首大根と比べて形が大きく異なるだけではなく、糖度も高めなので甘みが強い。
そのため、甘みが引き立つ調理方法(煮る)とは相性が良いです。
もう一つはすが少ないということ。
肉質はキメが細かく食べごたえがある分、主食としても大活躍します。
ボリュームがあるということを生かして、うまく調理することが出来ればダイエット目的としてもよさそうですね。
復活の試み 田辺大根ふやしたろう会とは
田辺大根は江戸時代から栽培されていた野菜ですが、一度だけ存在を消してしまった期間がありました。
それは、田辺大根の栽培が行われている田辺周辺の人口が増え始め住宅街が発達していった頃です。
畑の数が減ってしまったことにより害虫が発生。
さらに不幸なことに昭和25年にはウイルス性の病気が流行りはじめ、短期間で環境が大きく変化してしまったため田辺大根も栽培できなくなります。
それから長い年月が経過して昭和の終わりごろ、とある博士が偶然田辺大根の種を発見して食とみどりの総合センターで再び栽培されるように。
同時に田辺大根を普及させるために田辺大根ふやしたろう会が結成され、大阪府の様々な場所で栽培されていきます。
今現在でも田辺大根を食べることが出来るのは、田辺大根ふやしたろう会が結成されたおかげというわけです。
田辺大根は焼いたり煮たり、食べ方いろいろな万能食材
田辺大根の最大の特徴である、生だと辛みがあり火を通すと甘みがでるということを生かしてさまざまな料理を作ることが出来ます。
ふろふきや煮物、漬物など定番な料理をはじめとして炊き込みご飯やパスタの材料としても活躍できるようです。
数は少ないですが、詳細はクックパッドにて確認することができます。
通常の大根よりも煮崩れしにくいため、分厚く切って焼くことで食べ応えのある大根のステーキにもなります。
大阪府独自のだしを使用すれば、もっと現地の味に近づきそうですね。
とにかく、手軽に家庭で料理を楽しめるのが田辺大根の魅力です。
田辺大根は通販でも購入することが出来るの?
田辺大根は黒門市場という大阪の伝統野菜を多く取り扱っているショッピングサイトにて注文することが可能となっています。
送料こそかかるものの、他ではなかなか入手することが出来ない野菜なので購入してみる価値はありそうです。
田辺大根に興味があればぜひ、注文してみてくださいね。
大量の注文であれば楽天で購入してしまうのもオススメです。
大阪府以外では栽培していることを聞かないので、現地で購入したいのであれば大阪府の公設市場を利用すると良いでしょう。
また、漬物店で田辺大根を取り扱っている場所もいくつか存在しています。
漬物はなかなか家では真似することが出来ないので、手軽に購入することが出来るのはうれしいですね。
さいごに
いかがでしたか?
田辺大根は普通の大根とは異なり、筒状の形をしているわけですから肉質も強くて食べ応えがあります。
食べ方も様々で料理のメニューにも困りませんし、栄養が豊富なのも大きなメリットといえるでしょう。
原産地が限られているので購入しにくいという難点がありますが、機会があればぜひ田辺大根を召し上がってみてくださいね。
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