[満天☆青空レストラン]山口県伝統食材「白オクラ」と普通のオクラとの違いとは？レシピや品種、収穫時期について紹介していきます。

夏にぴったりなねばねば野菜「白オクラ」とは

出典:イオン　フードアルゼンチン

白オクラとは主に山口県長門市で栽培されているオクラの一つです。

正確なことは定かではありませんが、噂では50年ほど前に海外から伝わり始め、常に栽培し続けられてきたという説があります。
非常に歴史のある伝統食材といえますね。

見た目はそっくりですが、白オクラはやや緑色が薄いため見分けることはそこまで難しくはないでしょう。

オクラは夏バテにも良いとされている野菜である反面、通常はスジがあったりして硬いことが多いため生で食べる料理には向きません。

しかし、野菜と一緒に食べるとおいしいので出来ればサラダの具材として使用したいですよね。
そんな時にオススメなのが白オクラ。

白オクラは、クセがなくて柔らかいという特徴をもっているため生で食べることに適しているとされています。
生で食べると栄養を損なわずに食べられるので夏バテ予防にもピッタリ。

普及率はそこまで多くはないものの、料理をおいしく楽しめて健康にも良い野菜なので一般に出回ることも期待したい野菜ですね。

オクラにも種類はたくさんあり、色が赤かったり丸い形だったりすることもあります。
白オクラは楊貴妃（ようひき）と呼ばれる山口県の市内や北浦方面オリジナルの品種です。

オクラ系の野菜は基本的に低温に弱いという特徴もあるので、気温だけではなく育てる場所も重要となってきます。

特産地である山口県は温暖地であるため、栽培した白オクラは5月に種まきを行い、7月～10月の中旬ごろが収穫時期となっているようです。
白オクラは旬の季節が限られているので購入時期を逃さないようにしましょう。

大きくなっても硬さに変化がないとも言われているので、大きければ大きいほど食べ応えがありますが味は落ちてしまいます。
サイズが大きければオトク感はありそうですが、必ずしも良いというわけではないようです。

白オクラは食材としてもおいしく食べられるだけではなく、栄養に関しても通常のオクラと比べて優秀な面が多いです。

オクラの粘り成分にはペクチンやガラクタンなどが含まれているため、腸内環境を整えてくれる役割を果たします。

具体的にはペクチンは腸内フローラの餌となってくれたり、ガラクタンのおかげで胃腸の動きが活発となることがあげられる。

いずれも便秘の改善効果であるため、腸の調子が悪い時に食べるといいでしょう。
この他にもβカロテンによる皮膚や粘膜の保護、ビタミンCのアンチエイジング効果も期待できます。

とにかく、体にとって様々な有益な効能があるのがオクラの特徴です。

そして白オクラにはねばりの成分も多く生でも食べられるという特徴があるため、栄養を損なわずにたくさん体に取り入れることが出来るのです。

シャキシャキな触感と生食が可能という点を生かして、様々な料理に活用することが出来る。

天ぷらや炒め物としても美味しいのですが、ねばりが強いため生でそのまま食べるのがもっともベストな調理方法だと思います。

オススメはお浸しやサラダの食材として活用すること。
もちろん、そばやうどんに刻んでから乗せて食べるのも美味しく食べることが出来ます。

他の野菜にはない強い粘りが、食欲がなくなりがちな夏でもたくさん食欲を与えてくれるのですから夏バテ対策としてもぴったりです。

原産地の山口県であれば手軽に購入できる可能性が高いですが、現在白オクラはスーパーや通信販売などでは取り扱っていない野菜となっています。

白オクラがさらに普及すれば、全国でも広まるかもしれないので今後に期待したいですね。

ただし、山口県オリジナル白オクラの種であれば購入することは可能です。

種をまく時期や収穫する時期を間違えなければ、家庭でも比較的簡単に栽培できる野菜です。
ガーデニングに興味がある方はぜひ、自宅での栽培にチャレンジしてみてください。

いかがでしたか？

白オクラは料理にも使いやすく、健康維持に欠かせないビタミンがたくさん含まれているなど野菜として良いところがたくさんある注目の野菜です。

購入手段が非常に少なく、通販では種しか購入することが出来ないというのが唯一の欠点。
山口県に在中の方であれば比較的簡単に食べることが出来るのですが・・・。

夏の間が食べごろな野菜なので、夏バテ解消にもぜひ食べておきたい野菜ですね。