主に新潟県で販売しているルレクチェの特徴とは？味や栄養が素晴らしい西洋梨です。
西洋梨の貴婦人ともいわれているルレクチェ
ゴツゴツした形とサイズは、日本の梨と異なるのが特徴です。
そもそも日本では西洋梨を食べるような機会があまりないと思うので食べ慣れないという方が多いのではないでしょうか？
しかし、とろける食感と舌触りがあるので西洋梨の中では食べやすい果物なのがルレクチェです。
というわけでルレクチェについて、今回は紹介していこうと思います。
目次
高貴な果物ルレクチェとは
主に新潟県で栽培されているルレクチェは西洋梨の一種で、栽培の難しさから一般人が食べれる機会が少なかったため最高級の部類にあたる西洋梨です。
ルレクチェの栽培が始まるようになったのは、明治36年頃に新潟県の農家の方がフランスからルレクチエの木を取り寄せた頃から。
始めの頃は栽培が難しかったので市場に出回ることがなく幻の果物とも呼ばれていたようですが、今現在は栽培の方法がわかるようになってきているので少しずつ販売を開始するようになったようです。
それ以降新潟県が主な生産地だったのですが、山形県や福島県などでも作られるようになってきているので今後の販売数も増えるといいですね。
呼び方はさまざまで、ル・レクチェやルレクチエなど空白がなかったり黒点を付けている場合もあります。
主な産地である新潟県ではルの後にスペースを開けてエを小文字にせずル レクチエで統一されていますが、基本的にはどんな読み方であっても通用するのであまり気にしなくても大丈夫。
同じ品種の西洋梨であるラ・フランスとルレクチェの違い
意外とよく見かけるラ・フランスと並べてみると色が違うということ以外に見た目はほとんど変わりませんが、実際には大きくことなる部分がたくさんあります。
食感・・・柔らかい食感であるラ・フランスに対して、ルレクチェは口にふくむととろける
味・・・ルレクチェは糖質が多いので甘めで酸味をほとんど感じることはない
香り・・・ルレクチェが熟して食べごろになると甘いニオイをはなつようになる
ラ・フランスと比べてみると、食べやすそうなイメージがありますね。
ルレクチェは梨というよりは桃を食べているような感じに近い果物でしょうか？
他にもルレクチェの方がサビが出来にくいため常に見た目をたもつ事が出来たり、サイズが一回り大きかったりするのでラ・フランスよりも上位の洋梨にあたると考えていいでしょう。
人気の秘密は先程紹介した、食べやすいという特徴があるからなのですが実はもう一つ、
栄養素に関しても見逃せないので注目です。
ルレクチェに含まれる栄養素は効能がたくさん
ルレクチェには甘みとして果糖、ブドウ糖をはじめ、食物繊維やカリウムといった特定の症状を改善させる栄養素も含まれているためさまざまな効能を期待することが出来ます。
食物繊維は便通を改善する効果がありますし、カリウムはしっかりと摂取すれば高血圧の予防にも効果があるということが証明されています。
他にも、アントシアニンやポリフェノールのおかげで癌の予防にも最適。
西洋梨は水分も多い果物なので、血圧を下げる効果も期待できますね。
美味しいだけではなく、野菜にも負けないほど栄養がたっぷり含まれているのでとっても贅沢な果物です。
西洋梨が苦手という方もぜひ食べてみましょう。
ルレクチェの旬や購入方法について
収穫自体は11月に行われるのですが、実はまだかたくてとても食べられるような状態ではないため追熟させる必要があるのです。
市場に出回るのはそれ以降ですね。
ルレクチェの旬はとっても短く食べごろが11月から12月までとされています。
購入に関してはポツポツ市場にも出回っているのでそこまで難しくはないでしょう。
ただ売り切れてしまう可能性はあるので、食べてみたいという方は早めに購入することをオススメします。
さいごに
いかがでしたか？
ルレクチェはラ・フランスの食べにくい点を克服した果物なので、西洋梨が苦手という方でも意外と食べられるのではないでしょうか？
効能に関してもなかなか注目できる部分がたくさんあると思います。
食べごろの旬は冬に限られているので、ぜひ一度食べてみてくださいね。
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