[満天☆青空レストラン]埼玉県秩父生まれの伝統野菜「しゃくし菜」とは?特徴や味、旬について紹介します
一年に一度、寒くなり霜が降り始める頃に収穫されるしゃくし菜
埼玉県秩父市に古くから伝わる野菜で、現地ではふるさとの味認定をされているほど味に魅力があります。
普通は青物としての特徴で食べにくいということが多いですが、しゃくし菜は珍しいことに歯切れがよくて絶妙な甘みがするので食べやすいのです。
他にも魅力的な特徴がたくさんあるので注目ですね。
今回は、しゃくし菜について紹介していきたいと思います。
日本初のチンゲンサイ!?秩父の伝統野菜しゃくし菜とは?
しゃくし菜とは埼玉県の秩父市で栽培されており、中国から伝わってきた葉物野菜の一つです。
丸みを帯びた葉と白みを帯びた葉柄の形状が特徴的。
本来ならば雪白体菜(せっぱくたいさい)というちょっと変わった名前の野菜なのですが、形が飯じゃくし(しゃもじの異なる呼び方)に似ているという理由からしゃくしという名前が付けられたそうです。
しゃくし菜の主な栽培地域は、埼玉県秩父市にある小鹿野町や両神村などの村と町となっています。
その理由は冬になると著しく気温が低くなる地域だから。
他の葉物系と比べてもしゃくし菜は寒さに強く、冬の間の栽培に適しているとされています。
秩父市では8から9月の間に種まきを行い冬に備えておき霜が降り始めた頃に栽培をして漬けるといった方法を実施しているのですが、ここでは伝統がしっかりと守られています。
埼玉の名物、しゃくしな漬は最も適した調理方法
しゃくし菜の伝統ある調理法といえば漬物です。
出来る限り伝統的な技法を使用しながら、独自の現代技術を生かして製造することによってしゃくし菜の味をそのまま生かしたしゃくしな漬が完成します。
日本ではさまざまな種類の漬物が販売されており、中でも日本三大菜漬と呼ばれる広島菜、高菜、野沢菜を漬けたものは特に有名です。
今回紹介しているしゃくし菜は上記3種類に負けないほど味に関しては優秀であり、もしも四大菜漬となっているのであれば間違いなくしゃくし菜が入るとされています。
しゃくしな漬のようなシャキシャキしていてジューシーな食感は、他の漬物ではなかなか経験することは出来ません。
塩分も往来の漬物とは少なめになっているので食べやすいというのもメリットです。
さらに、しゃくしな漬を活用してチャーハンや炒め物の具材としても活用できるのでたくさん応用がききます。
漬物が苦手だという方でも食べられるかもしれませんので是非一度お試しください。
しゃくし菜は通販で購入することが出来るの?
しゃくし菜は収穫の時期である11月ごろであれば秩父市の直売所にて取り扱いが開始されますが、今現在ではネットでの取引はされていません。
調理済みではないしゃくし菜を入手できるのは、直接秩父市に足を運ぶか種を購入して自分で栽培するという方法しかないでしょう。
栽培は条件付きで、冬以外には購入することが難しい野菜です。
現地に行って購入をされる方は時期だけは間違えないようにしてくださいね。
しゃくし菜が購入できないとしても、先ほど紹介したしゃくしな漬であれば手軽に注文することが可能です。
さらに日持ちがするというメリットもあるため、いつでも購入することが出来るというのも魅力的。
価格もそこまで高価ではなくお手頃なので、迷ったら注文してみるのも良いですね。
さいごに
いかがでしたか?
しゃくし菜はシャキシャキとした食感とほのかな甘みがとにかく特徴的で、野菜の中でも食べやすい部類に入ります。
また、炒めることで食感が変化して柔らかくなるので一つの野菜で2回楽しむことが可能です。
埼玉の伝統であるしゃくし菜をぜひ、召し上がってみてくださいね。
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