お歳暮はどのような相手に渡すのがいいの?贈る方を選ぶことにもマナーがあります。
年末にはありがとうという気持ちを伝えるためにお歳暮を贈る方もいると思います。
どんな方に贈るというのは人それぞれですが、お歳暮を渡す相手については特に注意して選んでいかなければなりません。
なぜなら、贈る相手と贈ってはいけない相手についてもしっかりとルールがあるからです。
場合によっては相手にとってもデメリットを生じてしまうことにもなりかねないため、贈る相手のことも考えることも大切。
今回はお歳暮を渡す相手について考えていきましょう。
お歳暮を渡す相手を決めることはとっても重要
お歳暮を渡すということには2つの意味があります。
まず1つ目は、日頃お世話になっている方に感謝の気持ちを伝えるということ。
お世話になっている方ほど感謝の気持ちを表現する機会はあまりありませんので、お歳暮は一年を締めくくるという意味でも重要な贈り物となってきます。
2つ目は、これからもお世話になりますがよろしくお願いしますという気持ちです。
この気持ちがお歳暮を贈るにあたって非常に重要なポイント。
感謝の気持ちを伝えるだけと勘違いしてしまっている方もいるとは思いますが、お世話になるという意味が込められている以上継続してお歳暮を渡さなければならないことになります。
このようにお歳暮を渡すということにはしっかりと意味があるのですから、ただやみくもに贈る相手を選ぶのではなく本当に必要な方のみにしましょう。
贈る相手の例ですが、例えば親戚や会社の取引先、兄弟や友人であれば選ばれやすく贈る人も多いためベストといえます。
一人暮らしをしていたり、結婚をして独立している場合には自分の両親に贈るのもありですね。
会社関係の方の場合、会社側のルールによって贈り物を受け取ることが禁止されている場合もあるので注意しましょう。
あいまいな時はお歳暮を渡さないほうがベストな時もあります。
お歳暮を受け取ってはいけない法律も存在する
お世話になっている方であれば、誰でもお返しをしたくなるものです。
ですが、世の中にはお歳暮を渡してはいけない相手もいるため注意しなくてはなりません。
例えば政治家や学校の先生、警察官などがそれに該当します。
上記のような公務員の仕事には、国民による信頼を損なってはいけないという義務があります。
そのため、金銭や賜り物を受け取ることを禁止とする独自のルールが定められているのです。
最悪、贈る相手の仕事関係にも影響が出てしまい迷惑をかけてしまうことにもなりかねないので、よく調べてから渡すようにしましょう。
お中元を渡した相手にもお歳暮は必要?
お歳暮とお中元は由来と渡す時期と違うものの、どちらもお世話になっている方へ渡すという意味合いは変わりません。
お中元は7月の前半、お歳暮は12月頃に贈るのが一般的です。
基本的には両方渡すのが良いとされていますが事情がいろいろあり、どちらか片方しか渡すことが出来ないという場合もあると思います。
その場合、お中元は贈らずにお歳暮だけを贈るようにしたほうが一年の締めくくれるという理由から印象が良くなるのでオススメ。
来年の人間関係を繋いでいくためにも必要なことなので、せめてお歳暮は価格設定も高めにしてあげましょう。
さいごに
いかがでしたか?
お歳暮を贈るにあたって、贈る相手を選ぶのはとっても重要なことです。
金額や渡す時期、渡す物といったことの他にも贈るべき相手に関するマナーも存在していることがわかりましたね。
一年間の感謝の気持ちを伝えるために大切な行事なのですから、早い段階でじっくりと準備をして失敗がないようにしましょう。
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